私は1歳の娘がいます。そんな我が家の教育方針は叱らない、褒めて伸ばす。です。その時に大事にしているのはリフレーミングという手法を使います。今時の子育ては女性だけでなく、男性も協力する時代です。ネットで調べれば子育ての仕方はたくさんありますが、現実うまくいかないのが現実です。実際、我が家も子育て方法をネットで調べて工夫してしますが、うまくいきません。そんな時にリフレーミングを利用して気持ちを落ち着かせています。
・嫁と1歳の娘と3人で暮らしています。
・障害を持った方を支援する仕事をしています。
・令和元年に介護福祉士を取得しました。

福祉の仕事でもリフレーミングはとても大切な手法です。子育てにリフレーミングを取り入れたらとても良かったのでご紹介します。
リフレーミングとは?
ある枠組み(フレーム)で捉えられている物事を枠組みをはずして、違う枠組みで見ることを指す。元々は家族療法の用語。西尾和美『リフレーム 一瞬で変化を起こすカウンセリングの技術』によると、「リフレームの目的は、今までの考えとは違った角度からアプローチしたり、視点を変えたり、焦点をずらしたり、解釈を変えたりと、誰もが潜在的に持っている能力を使って、意図的に自分や相手の生き方を健全なものにし、ポジティブなものにしていくこと」(32p)とのこと。
ウィキペディアより
同じ物事でも、人によって見方や感じ方が異なり、ある角度で見たら長所になり、また短所にもなる。例えば、試験で残り時間が15分あった場合、悲観的に考えた場合は「もう15分しかない」と思えるし、また楽観的に考えた場合は「まだ15分もある」と思える。
短所を長所に変える
例をご紹介
などなど考えるとたくさん出てきます。
子育てに例えてみる
一見短所と思われがちな事も長所に捉えることで、子育てのストレスが大きく軽減します。
うまくできなくてもたくさん褒める
ふざけていて物を壊してしまった・・普通なら「物を壊しちゃだめでしょ!いけません!」と注意するのが一般的かと思います。もちろん状況によっては叱ることもあるかもしれません。
しかし、今度自分が捨てようと思っていたものを、子供がふざけて壊してしまった時、自分なら「捨てようと思っていたのを細かくしてくれたんだね。ありがとう。今度は〇〇を(例えば、空き缶などの資源ごみ)細かくしてくれるかな?凄く助かるな~」と言います。
すると不思議なことにふざけて物を壊してばっかりの子供が、壊してほしい(細かくしてほしい)資源ごみを細かくしてくれるようになりました。



実際の出来事で、物を壊してばかりいる利用者さんをリフレーミングで長所に捉えて、資源ごみの作業に入れたら見事にハマりました。
もちろん、作業自体はできた部分もありましたが、出来なかったこともたくさんありました。しかし、今まで物を壊してばかりいた方が作業に参加できたこと自体凄いことですし、たくさん感謝の気持ちを伝えました。
すると、不思議なことにその方は次の日もまた次の日も作業に参加するようになりました。同じ様に自分の子供で実践し、短所と思われたことをリフレーミングで長所に捉え、なるべく叱らないようにしていくと、泣いてばかりいた我が子も無く頻度が減りスムーズに行動できるようになってきました。
もちろん、毎回うまくいくわけではなくダメな時もありますが、育児でイライラしていたストレスもかなり減らすことが出来ました。
子供の気持ちを認めてあげる事も大切


例えば、1歳の子供がいたとします。その子が誤って食べてはいけないものを口に入れてしまって、「それは食べ物じゃないから食べてはいけない!」と注意して食べないようになるでしょうか。ほとんどの方は無理だと思います。それでも、食べてしまい、しつけのつもりがどんどん声も大きくなり、しつけもエスカレートして、最悪虐待になってしまったなんて言うことも少なくありません。
「どうして注意しているのに直らないんだ」ではなく
赤ちゃんは好奇心のおもむくまま、自分の気になるおもちゃやぬいぐるみなどに手を伸ばして、触ったり、つかんだり、口に入れたがったりするようになります。
https://www.lion-dent-health.or.jp/mama-anone/baby/article/baby-anything-mouth-05.htm より引用
口に入れることは成長の上では仕方ないことであり、危険な物であれば手の届かない場所に置けば解決します。子供が言うことを聞かなくて注意しようとおもったらまず、一呼吸おいて、「何故いうことを聞かないんだろう」と考えるようになると自分のイライラも軽減するはずです。
泣き止まない時でも「何故泣いているんだろう」と一呼吸おいてください。ネットを調べれば様々な解決方法も載っています。おなかがすいているのかもしれない、オムツを交換して欲しいかもしれない、抱っこして欲しいのかもしれないなど「〇〇かもしれない」と思うことが大切です。
まとめ
様々な用途で使えるリフレーミング
今回は子育てをメインにリフレーミングの話をしましたが、ビジネスや医療、教育など幅広く使うことが出来ます。人との関わりを持つ際にマイナスな面で捉えるのではなく、プラスで考えることでその方の印象を大きく変えることが出来ます。是非リフレーミングを活用してみてください。
リフレーミングに関する本をご紹介
今回、リフレーミングの話をするにあたっての参考にした本を紹介します。
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