出生前診断で「障害がある」とわかったらどうするかアンケートをとってみた。

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私は障害福祉サービスでサービス管理責任者として、障害を持った方と接しています。最近では出生前診断を望む人が増えてきている傾向が見られます。もしも、生れてくる自分の子どもに障害があるとわかったらどうするかSNSでアンケートを取ってみました。

目次

障害があるとわかった時どうするか

期間は1週間、選択肢として

・堕ろす
・生む
・わからない

の3つの選択でアンケートをとりました。

「生む」には誰も投票が無かった

今回、投票が25票と票数は少なかったのですが、「生む」という選択をした人は誰もいませんでした。それに対して「堕ろす」と「わからない」には約半分ずつの票が入りました。

もちろんどの選択にも正解はありません。間違いもありません。

出生前診断の受ける割合

近年で出生前診断を受ける人が急増している

毎日新聞より引用

引用先URL:https://mainichi.jp/articles/20181227/k00/00m/040/275000c

国立成育医療研究センターなどの調査によると、ここ10年で2,4倍。35歳以上の高年妊婦に限れば4分の1が受けている計算になるようです。また、大半の方が中絶を選ぶようです。

データからもほとんどの方が中絶を行っているようです。

コウノドリでも話題に

金曜ドラマ『コウノドリ』(TBS系列)でも出生前診断の話が出てきて、色々と話題になりました。

現場で働く私が思うこと

偏見や差別はまだまだ多い

私は生活介護といって18歳以降の特別支援学校等を卒業した利用者さんをの預かる施設で働いています。一緒に外出したりする機会が多いのですが、

外に出るとやはり一歩引かれているような雰囲気を感じます。お子さんが障害を持つ保護者さんからの話でも、「バスを一緒に乗ろうとした際に、乗車を断られた。」など明らかな差別があったそうです。

周りの子どもに比べて、成長が遅く、発語も無し、周りからは冷ややかな目でみられ、家族全員で心中しようと思ったこともあったという話も聞きます。

並大抵の気持ちじゃ子育てできない

話の中で、「自分たちの子どもなんだから障害があろうと責任をもって育てろ!」なんて言う人もいます。しかし、軽い気持ちで障害を持つ子供を育てるなんてできるもんじゃありません。

寝ないのは当たり前、落ち着かない、癇癪を起す。薬も飲めない。

もちろん、全ての方がそうではありません。しかし、色々な話を聞きましたが、想像以上の大変さです。

それでも私の子だから

しかし、私が関わった保護者さんのたいていの方が、「大変だけど、私の子だから」といって一生懸命子育てしています。「生んでよかった、幸せです。」と言った方もいます。「家庭が笑顔になった」など素敵なお話しもあります。

周りの理解、協力が大切

仕事をしていて、これだけは断言できます。一人じゃ絶対に子育ては不可能です。周囲の方々の理解や協力がとても大切です。障害があるかもしれないとわかった時は、まずパートナー同士が話し合い、どう協力していくか、どうすればいいかしっかり話し合ってみてください。

お父さん、お母さんだけでなく、親戚や、ご近所、公共機関など、協力してくれる人が多ければ多いほど良いです。そのお手伝いをするのが、私たち介護の仕事です。

おすすめの本をご紹介

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神奈川県川崎市にあるチョーク製造会社・日本理化学工業株式会社は社員の7割が知的障害という驚きの会社です。障害者雇用促進法43条第1項では従業員を43.5人以上雇用している事業主は、障害者を1人以上雇用しなければなりません。しかしこの会社ではほとんどの方が障害を持っています。

テレビでも特集され多くの反響がありました。「働く幸せ」がかかれた、ここまでに至る苦労など、号泣しながら読んでいました。共生社会と言われていますが、まだまだ浸透しているようには感じません。是非読んで欲しいです。

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