2020年5月より約4年ほど働いていた障害者支援施設を退職し、訪問介護事業(訪問入浴介護)に転職しました。働いて1ヵ月経ちましたが働いていて色々分かったことがあります。あまり知られていない訪問入浴介護ですが、介護に関わっていない方にも分かりやすく解説したいと思います!

たすと言います。よろしくお願いします。
柔道整復師と介護福祉士という医療と福祉のダブルライセンスを所持。障害者支援施設(生活介護)を約4年働き、将来の夢を叶える為に転職を決意しました。給料も10万円以上アップ!大変な業務ではありますが、充実した日々を送っています。
訪問入浴介護とは?概要・基準
定義
必要となる人員・設備等
厚生労働省 訪問介護及び訪問入浴介護(参考資料)https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12601000-Seisakutoukatsukan-Sanjikanshitsu_Shakaihoshoutantou/0000170289.pdf より
様々なサイトをみると自宅に車に備えている浴槽を組み立てて入浴介助をするというサイトがほとんどですが、正確な情報ではありません。
参考資料をみると必ずしも浴槽を組み立てて入浴介助する必要はありません。訪問入浴介護を利用する方は、
・家の設備では介助が困難(もしくは設備がない)
・家族や訪問介護の介助では困難
・感染症や疾病等の理由で通所介護での入浴介助が利用できない
など一人で入浴出来ない方が対象になることがほとんどです。しかしこのような場合はどうでしょうか。
寝たきりになってしまい介助無しではお風呂に入ることは困難。しかし、本人は「自分の慣れ親しんだお風呂でしか入りたくない!」といったらどうでしょうか。
訪問入浴介護の設備及び備品等では、
指定訪問入浴介護の提供に必要な浴槽等の設備及び備品を備えなければならない。
とあります。備えていれば良いんです。あくまでも本人の意思が一番ですし、可能な限り要望に来買えてあげるのが原則になります。よって自宅にあるお風呂で訪問入浴介護を行うことは可能です。
他にも利用者様の家がビルにあったとします。ビルの3階に浴槽を持っていくことは非常に困難です。しかし、浴槽に基準が無いので利用者様の承諾があれば子供用のプールでも良いわけです。
介護・福祉事業では様々なケースがあるため、厚生労働省は曖昧な表現をすることが多いです。そうしないとサービスが使えない場合が出てくるからです。それを逆手にとって工夫する事業所もたくさんあります。
訪問入浴介護を動画で解説
訪問入浴介護の一日の流れを紹介した動画です。基本は1日3件~4件、多い時には5件以上訪問します。身体移乗(ベットから浴槽へ移動)があるので転倒などが起きないよう細心の注意を払います。とても大変な仕事ですが、「さっぱりした!とっても気持ちい~!いいあんばいだ~」と言ってくれるとこちらも嬉しくなります。
私たち健常者は毎日必ず当たり前のようにお風呂に入る事が出来ますが、様々な理由で何週間もお風呂に入れない方もいます。その方々の為に訪問入浴介護というサービスがあります。
訪問入浴介護の対象者は?


要支援1から利用が可能ですが医師の意見書は必要になります。この図をみると要介護5の利用者が多く利用していることがわかります。要支援1=比較的軽度 要介護5=最重度
訪問入浴介護の求人、お給料は?資格は必要?
必要となる人員・設備等によると、看護師、准看護師が1名必須になりますが、介護職員に関しては無資格でもケアする事が可能です。地域や職場環境によって給料のばらつきはありますが、月給20万円~24万円程度。役職者になると30万円以上もらうことも可能だと思います。
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